「猫は訓練できない」と思っていませんか?実は、猫だってトリックを覚えることができるのです。しかもそれは、猫との絆を深め、日々の生活をもっと楽しくしてくれる素敵な時間になります。
猫の「やる気スイッチ」を見つけよう
猫の訓練でカギになるのはモチベーション。
犬のように褒められて喜ぶタイプもいれば、おやつなどのご褒美が一番効く子も。まずは、あなたの猫が何に一番反応するかを知ることから始めましょう。
猫が覚えられる!7つのトリック
1. 「優しくして」
猫が手をなめたらすかさずご褒美を。
もし軽く噛んでしまったら、「優しくして」と声をかけながら、そっと手を引いてください。
やさしい接し方を自然に覚えてくれます。
2. 「探して」
おやつを少し投げて、「探して!」と声をかけます。
宝探しゲーム感覚で、猫も楽しめる遊びに。
知育トイや貝ゲームにも応用できます。
3. 「ターゲット」
指や棒を使って、特定のものに触れさせましょう。
触ったらすぐクリック&ご褒美、「ターゲット!」という言葉を添えて。
誘導トリックの基礎になります。
4. 「座って」
猫が自然に座った瞬間に、「カチッ」というクリック音を鳴らしてから、ご褒美をあげましょう。
この音は「今の行動が正しかったよ」という合図になり、猫は「座ると良いことがある」と学んでいきます。
おやつでの誘導も効果的です。
5. 「マットで待って」
決まったマットに猫がとどまるよう促します。
「マットに」「とどまって」の声かけとともに習慣化。
来客時など、落ち着いてもらいたい場面に役立ちます。
6. 「おいで」
「おいで」に反応して来たら、たっぷり褒めてご褒美。
徐々にクリッカーやおやつなしでも来られるように練習します。
緊急時にも役立つ基本トリックです。
7. 「箱に入って」
キャリーや箱に自分から入るように誘導。
入ったらクリック音→ご褒美→「箱に入って」と声がけ。
通院時のストレス軽減にもつながります。
成功のコツは「短く・楽しく・ポジティブに」
• セッションは5分以内に
• 終わりはお気に入りの遊びでポジティブに
• 叱らず、成功を褒めることでやる気を引き出す
忍耐と一貫性、そしてたっぷりの愛情があれば、猫の可能性はどんどん広がります。
まとめ:訓練は猫との楽しい共同作業
猫との訓練は、ただの芸ではありません。
猫の脳を活性化させ、信頼関係を育てる素晴らしい手段です。
最初は「えっ、うちの子が?」と思っても、気づけば嬉しそうにトリックをこなしてくれるかもしれません。
あなたと愛猫の特別な時間、ぜひ楽しんでくださいね。